水彩画

gってなに?ブロックってなに?水彩紙の規格と種類の基礎知識&初心者におすすめの水彩紙

初めての水彩画_水彩紙_規格_おすすめ

 

みなさんは「水彩紙」という紙を知っていますか?

 

 

水彩紙とは、サイジングという滲み止めの処理がされた特殊な紙です。

この処理のおかげで、濡れた状態での多彩な水彩画技法が行えます。

 

 

そのため、水彩画では、水彩紙を使うのがおすすめです。

 

 

とはいえ、水彩画をはじめようと思ったときに、最初に選べないのも水彩紙ではないでしょうか?

 

なぜなら、水彩紙には規格がたくさんあって、

どれを選べばよいか迷ってしまうからです(*’ω’*)!

 

 

 

でも、水彩紙を分ける規格は、合計5つ。

実は、それほど難しい規格はありません。

【水彩紙を分ける5つの規格】

  • 粗さ
  • 厚み
  • 素材
  • 綴じ方

 

ハマってくれば、おのずと自分が好きな紙を探していくことになりますから、規格の意味を頭の片隅にでも置いておくと、のちのち必ず役に立ってきます。

お時間あれば、ぜひ最後までお読みくださいませ(*’ω’*)!

 

ちなみに、ぼくが初心者におすすめするのはこちらです。

 

理由は最終頁に書いています。

 

これから水彩画をはじめたいと思っているかたは、ぜひこちらもどうぞ(*’ω’*)!

初めての水彩画_揃いえたい道具と画材
はじめての水彩画に必要な道具と画材水彩画をはじめるのに必要な道具や画材をピックアップしてみました。 淡い色調・鮮やかな発色・複雑な混色・光を感じる明るさ・偶然が生み出す滲みや模様・写真のようなリアルな表現・・・etc。しかも、水があれば場所も選ばない!? そんな素敵な水彩画をあなたも始めてみませんか(*'ω'*) !...

 

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水彩紙の「粗さ」

紙の表面の凸凹具合で、作品の表情に直結します。

テクスチャだと思っていただければ分かりやすいでしょうか(*’ω’*)。

 

規格には「粗目」・「中目」・「細目」のいずれかが表記されています。

【粗目(ラフ)】

紙面のデコボコ具合が大きい紙です。

水を含まないドライブラシでタッチを活かしたダイナミックな表現をすると、とても荒々しい作風が作れます。

ウェットな着色でも、くぼみに広く・深く絵具がたまるので、深い色合いや独特のムラをだすのが得意です。

 

 

【中目(ノット・ホットプレス)】

迷ったらこれを選ぶと間違いないです。

細目と粗目の中間のデコボコ具合で、使いやすいです。

細部の描き込みから、広範囲の塗りまで、オールマイティに使える万能な紙です。

 

 

【細目(スムース・ホットプレス)】

表面の粗さがほとんどなく、精密な表現に向いています。

ただし、絵具や水のたまりも少なく、乾きも比較的速いため、水彩の大らかな表現は苦手です。

広い面を綺麗に塗りたい時には、まずは紙を水で湿らせるとうまくいきます。

 

 

どの紙にも得意・不得意があります。

特に水彩紙の粗さは、良い悪いではありません。

 

また、技法や作風を、意図しない紙に組み合わせてみると、意外な面白さに出会うこともあります。

慣れてきたら、色んな荒さの紙を試してみましょう。

 

ぼくが好きで使うのは、こちらの粗目か、中目です。

 

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水彩紙の「厚み」

水彩紙の規格に、「◎◎g」という規格があるのをみたことがありますか?

 

重さを感じさせる「◎◎g」ですが、実は紙の厚さを表しています(*’ω’*)。

 

重さという認識でも間違いではないのですが、販売している商品そのものの重量ではなく、その紙が1㎡あったときの重さを表しています。

 

つまり、数値が大きいものほど紙が分厚くなります。

 

代表的な規格は、「150g」・「190g」・「300g」です。

 

紙の厚みは、表現技法との相性があります。

 

【厚みによる技法との相性】

  • 厚みがある紙:水分をたっぷりと使っても破れにくい
    乾燥スピードが緩やか
  • 厚みがない紙:水分をたっぷりと使うと破れやすい
    乾燥スピードが速い

 

水彩画のウェット技法を使いたいひとは、ぜひ厚めの紙にも挑戦してください。

 

迷っているひとは、「300g/㎡」を選ぶと間違いはありません(*’ω’*)。

 

厚みは、吸水性・速乾性・耐水摩耗性に影響します。

 

 

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水彩紙の「素材」

素材は、表面強度耐摩耗性に影響します。

迷ったらコットンを選択すると間違いないですが、パルプは明らかにお値段も変わります。

 

ぼくは、「練習用、ラフ用、作品用」か、「画材との組み合わせ」によって、その時々で使い分けています(*’ω’*)。

【コットン】

水彩紙としては理想的で万能な紙です。

表面強度が高く、マスキング耐性もあり、毛羽立ちも少ないのが特徴です。

また、弾力性もあるので目潰れしにくいです。

 

絵の具の定着もよく、ウェットの重ね塗りにも適しています。

 

◎お値段:高価

 

 

 

【パルプ】

木材のセルロースを使った水彩紙です。

良質なものはセルロースの繊維も長く強度もあり、愛用される方も多いです。

通常は、コットンに比べると乾燥も早く、ウェットな表現はやや苦手です。

 

絵の具の定着力もパルプに比べると弱いです。

 

◎お値段:リーズナブル

 

 

【非パルプ(竹・麻・ケナフ)】

特にケナフなどは、セルロースがパルプと非常に似ているため、ほぼパルプ同様の特徴を持ちます。

◎お値段:リーズナブル

 

【混合】

主にコットン&パルプの混合紙が多いです。

コストを抑え、コットンの長所を最大限引き出した製品が多いです。

普段使いは、混合紙を使うのがおすすめです。

 

◎価格:リーズナブル

 

 

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水彩紙の「綴じ方」

ぼくも水彩紙を使うようになるまで気にしたことはありませんでしたが、使うシーンによって使い分けることで、利便性が格段にあがります。

 

初心者さんや、普段使いでおすすめは、ブロックタイプです(*’ω’*)!

 

【スケッチブック】

端にスプリングのぐるぐるで綴じられたタイプです。

携帯性に優れていますが、水を含むと波打ちます。

 

【カット】

切り売りされた水彩紙です。

そのまま書き始めると、紙が波打ちますので、パネルへ水張りして使うのが基本です。

使うパネルに合わせて十分な大きさの紙を購入しましょう(*’ω’*)。

 

【パット】

複数枚の水彩紙をまとめたもので、携帯性に優れ、完成品として切り離すことができます。

スケッチブックと似ていますが、片面が糊で定着されていて、きれいに取り外せます。

水分を含むとそれなりに波打ちますので、穏やかなウェット技法で描き上げる作品づくりに適しています。

 

【ブロック】

複数枚の水彩紙をまとめたもので、パッドに似ていますが、四隅を糊で固めたのがブロックです。

四隅が糊で定着しているため、水張りしなくても紙を波打たせることなく制作できます。

 

仕上がったら、付箋をめくるように、ナイフなどで一枚ずつめくっていきます。

普段使いには手間もなくおすすめです。

 

【ロール】

大きいロール状で販売されている水彩紙です。

いろんなサイズを水張りで制作する機会が多くなったらロールタイプを検討しましょう。

ある意味、まとめ買いになりますので、1枚あたりの価格がかなりお安くなります。

また、切り出仕方をうまく工夫すると、捨てるところがほとんどなく切り出すことができます。

 

▼色彩感覚を水彩画で学ぶ

 

水彩紙の「色」

水彩紙には、きれいな純白と、ややくすんだオフホワイトや、ブラウンがかったナチュラルな色味のある水彩紙があります。

想像はつくと思いますが、重ねる絵具の発色に影響します。

【ホワイト】

色味の違いも分かりやすいです。

なにより、ホワイトの下地が、薄く着色された透明水彩をきれいに発色させます。

基本的に、透明水彩ではホワイトを使われるのがおすすめです。

 

【ホワイト以外】

オフホワイトやグレー、ナチュラルなど、メーカーによってもバリエーションがあります。

主に、下地の色を活かした落ち着きのある作品に使います。

 

透明水彩よりも、不透明水彩や色鉛筆、パステルなどの素材や、これらの素材と組み合わせて使う方が多いです。

 

 

▼あらゆるアートに必要なカラーについての原理や考え方を、論理的に解説しています。

ファインアートは、「考えながら」創るものだということが良くわかります(*’ω’*)!

おすすめの書物ですよ。

 

水彩紙のその他の規格:漉き方

商品名には記載されていないことも多いですが、稀に表記されています。

漉き方は、強度に影響します。

ご参考までに(*’ω’*)。

 

【モールド メイド(半機械漉き)】

機械で漉くのですが、作るスピードを遅くすることで、繊維の縦横を均一に混ぜる漉き方を採用しています。

そのため、手漉きのように強度のある紙ができます。

 

 

【フォードリニャ(機械漉き)】

高速振動などを組み合わせ、高速で紙をつくる機械漉きです。

印刷用紙や新聞用紙の製紙でよく使われます。

美術に使う紙には、多層構造をつけるなど、厚みを生む工夫がなされます。

 

 

【手漉き】

昔ながらの製紙法です。

手で繊維を掬いとるため、複雑で強力な繊維の絡みを生みます。

強い紙を作ることができる反面、自然乾燥させるために効率が悪いです。

 

 

詳しく知りたい方はmuse(美術紙の販売で有名なあのmuseです)の技術ページが、図解入りで分かりやすいです(*’ω’*)。

 

まったく関係ないことですが、ねこ好きとしては「◎◎ニャ」(フォードリニャ)とあるだけで、無条件に手を出したくなります。

そして、ぼくは漉き方法で水彩紙を使い分けたことがいままでありませんでした。

この項目は、ぼくも初めて知った雑学コーナーです(*’ω’*)!

 

初心者におすすめの水彩紙

ざっと水彩紙の規格を説明してきました。

水彩紙はたくさんの種類がありますが、どれも描き味や効果が違います。

ですので、これから始めるかたにはいろんな素材をたくさん試してほしいというのが正直なところですが、そんなことを言うと元も子もありません。

 

ですので、ぼくなりに初心者のかたが失敗しない水彩紙を選ばせていただいたのがこちらです(*’ω’*)。

 

理由は次の通りです。

  • コットン高配合で強靭な表面
  • あらゆる技法にも耐える厚み
  • リーズナブルな価格
  • 面倒な水張りもいらない&波打ちにくいブロックタイプ
  • 適度な大きさ
  • 安心の(?)メイドインジャパン:muse

 

 

初心者にありがちな、たっぷりの保水や繰り返しの着彩による摩耗にもそこそこ耐える300gで、描きたいときに水張りすることなく、サクッと描けるブロックタイプです。

それでいてコットン混合のリーズナブルな価格。

目は、オールマイティな中目です。

初心者から中級者まで、なかなかバランスのとれたチョイスだと思いますよ(*’ω’*)!

 

 

 

▼水彩画はほんとうにきれいです。

こんな風にだってかけるんですよ(*’ω’*)!

水彩画が美しい_6人のアーティスト
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まとめ

水彩画は、それほど多くの画材は使いません。

そのため、水彩紙そのものが作品に及ぼす影響はとても大きいです。

 

自分の好きな作風や、筆を乗せた時のフィーリングを試しながら、自分の画力と一緒に紙の種類は増やしていくとよいです。

最初は、あまりまとめ買いをせずに、規格も特に「これ」とは決めずに、少しずついろんなものに挑戦していくのがセオリーでもあり、おすすめです。

 

 

正解はありませんので、

 

焦らずに楽しみましょう(*’ω’*)!

 

 

 

あふれる水彩画はとっても魅力的なので、1枚描きあげてしまうと、次も描きたくなる素敵な趣味になるでしょう。

興味のある方は、ぜひ、取り組んでみてください。

 

 

▼これから水彩画をはじめたいひとむけの記事をまとめました。

ぜひこちらもごらん(*’ω’*)!

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ところで、水彩画を習いたいひとは、いつどこで・どうやって技術を習得していると思いますか?

 

たいていのひとは、絵画教室が多いです。

そして時々、ユーチューブを使って独学で学ぶというひとも、チラホラいらっしゃいます。

 

でも、教室やユーチューブの動画は、一歩を踏み出す勇気が持てなかったり、物足りなさを感じることがありますよね?

【絵画教室やユーチューブが合わないひと】

たいていのみなさんのご意見は次の通りです。

  • 絵画教室:ひとに自分の作品を見られるのが恥ずかしい。
    教室の雰囲気が合うかわからない。
    決まった時間に通えない。
    人に教えを乞うのが苦手。
  • ユーチューブ:見たいところが見えず、いつまでも疑問が解消されない。

 

そういったひとにはDVDで学べる教材がおすすめです。

 

DVD講座なら、模写をとおして、基礎的な使い方や様々なテクニックを繰り返し学べます。

オリジナルの作品をどんどんと作りたい気持ちもあるかもしれませんが、最初に基本を覚えておくと、その後の作業がとっても楽になりますし、表現の幅がひろがります。

 

しかも、何度も繰り返し視聴できるのは、

DVDコンテンツの魅力です。

 

模写って、とっても勉強になるんですよ(*’ω’*)。

 

 

更に、プロの手をじっくり見れる機会は教室でもそうそうありません。

それができる映像教材って、実はとっても貴重だったりします。

 

また、教室だと、一般的には年間6万円以上の月謝がかかりますが、通信講座は半分程度の費用にもかかわらず、何度でも繰り返し視聴できます。

 

いろいろと比較をすると、通信講座はコスパも効果も得点も、全てがお得な選択肢だと思いますがいかがでしょう?

 

興味をお持ちのかたは、ぜひこちらからどうぞ(*’ω’*)。

 

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