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画や書に押してあるかっこいい判子は一体何!?ポイント押さえて気軽に使えば、おしゃれクールなブランディングツールに早変わる♪

画や書に押してあるかっこいいハンコ_落款印
アイルー
アイルー
みるねーさん、日本画とか書に押してある判子(印鑑)ってサインと一緒?
みるく
みるく
うん?そだよ。どったの?
アイルー
アイルー
絵とか作品に判子って超クールじゃん!?そしてぽんっ押せばいいなら楽じゃんっ!?
みるく
みるく
やべーっ、激しく同意っ!!

日本語の元になっている「文字」って、もともとが象形文字だもの。

存在そのものが絵画に近い書やファインアートとは、親和性が高くてもうなづけるよね~。

そして、文字や言葉に言霊の力をつい感じてしまうのは、あたしたちが日本人だからっ!?とは限らないよねっ♪

 

いろいろ理屈を並べてみても、単純に作品に判子(印鑑)はクールでかっこいいっ!!

 

これが唯一の真実であり、これに尽きるっ(笑)

 

あのクールな判子(印鑑)は、落款印(らっかんいん)というんだよ~。

作品作る大抵の人は、完成するとサインをすると思うけど、サイン文化のない日本生まれのあたしは、いつも面倒さを感じるんだよね。

まっ・・・まぁっ、じっ、字も汚いけどさっ。

サインする度に、「作品に落款印ってクールでかっこいいなぁっ!!」って思うんだぁ♪

落款印の由来・意味

落款印の落款(らっかん)というのは、昔の言葉だね。

アイルー
アイルー
普通に読めない漢字でてきたっ!?

 

想像のとおり、古代中国で生まれた習慣で、元々は絵とか書といった作品の「作品情報(日時・場所・作者など)を記した書面」に押す(ことを「款」という)ことを落款と言ったんだ。

そしてときに使う署名印のことを落款印と呼んでたんだね~。

その後、時代と共に落款印は書面ではなくて、作品そのものに押印するようになっていって定着したのが、今のスタイルなんだ。

日本では、鎌倉時代以降に一般的に見られるようになったと言われているよ~。

 

アイルー
アイルー
結構歴史あるんだな
みるく
みるく
そだね。長い年月で残るものにはしなやかさと自由さがあって、本当によいものが多いよね~

 

本来は、作品の完成と作者がだれであるという、表明の意味を持つのが落款印だけど、今では、作家さん完成の儀式や、単純にクールでかっこいいという理由で使われてるかな。

本質的にいいものはずっと残るってことだねっ。

落款印の種類と作法

当初は署名印だった落款印も、時代と共に絵や書との調和がはかられるようになったんだけど、そうなるとアートの特性とアーティストの性によって、どうしたって使い方には自由度が出てくるよね~。

例えば、画面を構成するアクセントとしての使ったり、署名とは関係ない言葉を押印したり・・・というのは、実際に後世になって変化してきた使い方だもん。

絵や書に押している判子(印鑑)を、総じて落款印というんだけど、実際にはざっくりと4つの種類と使い方が生まれたのは、過去の先輩たちの自由な発想のおかげ(?)だねっ。

日本画とか書とか見て、複数の印や名前や雅号とは思えない、意味不明なものがいくつも押されているのも、こういった理由なんだよ。

 

 

みるく
みるく
そんな自由度のある落款印の種類とお作法について、さっそく説明していくよ~

印鑑の基礎:白文印と朱文印

落款印そのものではないけど、まずは印鑑の基礎知識ね。

印鑑には白文印(はくぶんいん)と朱文印(しゅぶんいん)というのがあるんだ。

<白文印>
朱地に白抜きの文字で押印されるのが白文印

 

<朱文印>
白地に朱の文字で押印されるのが朱文印

 

ちなみに、現代の落款印はどちらで作ってもかまわないとされるけど、後述する「姓名印」・「雅号印」を一つだけつくるとしたら、本来のスタイルに合わせた方が、様式化されてクールだと、個人的には思うよ~。

 

言われればそうか・・・というものだけど、印鑑は彫り物だからね。

作るときには絶対に迷う事だから、まず最初におさえておこう♪

 

▼4つの落款印とその配置のサンプル(あたしが描いた「猫」(笑))
後述していく4つの落款印はこんな感じで配置されているよっ♪

 

①引首印(いんしゅいん)・関防印(かんぼういん)

押印するのは必ず作品の右上で、作品はじめであることを示すために押印するんだ。

そしてこの習わしは、今でも健在だよ。

 

刻む言葉は作家を表す名前や雅号ではないんだ。むしろ、好きな言葉や座右の銘を使うのが習わしなんだよね~。

様式化することで、画面を締めたりアクセントとして使う。

書くらいでしか使わないね~。

・刻む文字:好きな言葉や座右の銘

・使い方:落款印にはめずらしく、「作品右上のはじまるところ」限定

・形状:長方形や楕円が多い

・白文or朱文:どちらでもよい

 

②遊印(ゆういん)

作中に飾り要素として自由に押す印鑑だよ。

作品中にアクセントとして押印したり、印鑑のもつオリエントな雰囲気を盛り込むために使うんだ。

引首印以上に言葉の制約はなく、押す場所も全くの自由っ!

絵の場合は、作品のはじめという考えはないので、署名性のない言葉のスタンプは、総じて遊印といってもいいかもしれないね~。

・刻む文字:自由

・使い方:自由

・形状:自由

・白文or朱文:どちらでもよい

 

③姓名印(せいめいいん)

本名を刻むのがこの姓名印と呼ばれているよ。

署名やサインとしての意味合いが大きくて、「製作者はわたしだっ」と表明するための印鑑だね。

押す場所には決まりはないけど、白文印にするのが本来のスタイルだよ。

・刻む文字:本名

・使い方:サイン・製作者であることの表明

・形状:正方形が一般的

・白文or朱文:本来は白文印

 

④雅号印(がごういん)

雅号を刻んでいるのが雅号印と呼ばれるよ。

雅号とは、本名以外の名前のこと。いうてしまえばペンネームや芸名と同じと思えばいい。

例)有名な人たちの本名と雅号

・森林太郎(本名)→鴎外(雅号)

・夏目金之助(本名)→漱石(雅号)

 

基本的に、署名や姓名印と連印するもので、署名や姓名印の下に押す。

朱文印でつくるのが本来のスタイルだよ。

・刻む文字:雅号

・使い方:署名や姓名印の下に押印

・形状:正方形が一般的

・白文or朱文:本来は朱文印

 

【まとめ】絵で使う落款印は大きく3種

・飾りスタンプの【遊印】

・サインと同等の【姓名印】

・ペンネームと同等の【雅号印】

 

落款印の組み合わせ方

落款印に4つの種類があることはわかった。

ある程度自由に使っていいこともわかった。

けど、実際みんなはどんな風に使ってるんだろうっ!?・・・・て思わない?

アイルー
アイルー
おもったっ!
みるく
みるく
だよね~

 

一般的な使い方を紹介しよう~。

アカデミックに使うなら三顆印(さんかいん)or二顆印

引首印・姓名印・雅号印の3つの印を組み合わせたものを「三顆印」と呼びます。

特に3つ押さなければいけないということはないんだけど、オーソドックスな型だと思えばいいかな。

ファインアートなら、姓名印・雅号印の2つを使った二顆印がオーソドックスと言えるよ。

現代のファインアートに多いのは署名+雅号印(姓名印)

▼適当に書いてみました~。こんなイメージ

現代だと、日本画の作家さんでも直筆サインの下に雅号印(姓名印)という人が多いね~。

直筆サインは真贋判定にも有効だし、落款印は作家の儀式や作品としての趣がでるからね。

横山大観もこのスタイルだし、日本画だと一番ポピュラーじゃなかろうか。

 

あと、最近の売れっ子さんは落款印だけの方もちらほらといますよ。

カラープリンターでの販売やデジタル加工の二次利用を考えると、サインをスタンプ(印鑑)化するのもよい手だなぁと思うよ。

ファインアートでのオーソドックスな使い方は、署名+雅号印がクール♪

 

ブランディングツールとして

既にオリジナルロゴを作っている人も多いとは思うけど、落款印はロゴにもなりえるので、ブランディングのツールとしても効果高いと思うんだ。

しかも姓名印って・・・、原則は本名だよ。

あらゆる所に貼りまくれば、文字通り名前を売るってことじゃないっ!?

▼先ほどの姓名印のサンプル

これは、うちの猫たちの名前からあてた漢字からとりました。

・視→みるく
・猫→にゃんた
・愛→あいるー
・輝→中の人の名前(笑)

 

落款印は、篆書体という昔の書体を使うのが普通だけど、古代文字は並べただけでもかっこいいし、篆書体の白文印だと、これだけでもロゴにもなるよねっ♪

ただの名刺よりもよっぽどクールじゃないっ!?

 

作品に入れてもよしっ!

ロゴにしてもよしっ!!

名刺にいれてもよしっ!!!

普段使いの付箋手紙にいれたり、メールの署名にしてもよしっ!!!!

みるく
みるく
姓名印と雅号印の二つは、つくっておきたいかも~♪

 

リアル落款印を手に入れる

作家さんによっては、むかしのあたしみたいに、本気描きはリアルペイントって人もいるよね。

 

もしくは、作画はデジタルペイントだけど、販売はジークレー(精巧なカラーコピー)で、プリントアウトしたものに押印やサインをしているって人もいる。

普通にお手紙を手書きしたり絵ハガキ描く人なら、どっかにぽんっと押したい人もいるでしょうよっ。

 

要は・・・、やっぱリアルに印鑑ほしくなんないっ!?

 

アイルー
アイルー
えっ、ぼく欲しくなってるかも・・・・
みるく
みるく
だよね~♪

今や落款印は遊び心と和テイストのスパイスと言っても過言ではないよっ。

 

そんな落款印っ、自由度の高い手作りも捨て難いよねぇ。

アイルー
アイルー
えっ、自分で作れるの??
みるく
みるく
ん?自分で作れるよ??

 

とは言え、篆書体でつくるんだったら細かい作業や字体の型だってあるので、やっぱりプロにお願いしたいところだわ。

そんなプロへの依頼派と、やっぱり手作り派の人に向け、それぞれ紹介しちゃうわね。

プロに作ってもらう落款印

姓名印や雅号印を文字で作るなら、やっぱりプロにお願いしたいわ。

材質を選べば、お値段も5,000円以下でつくれちゃう♪

 

あたしのおすすめは【15mm角以下&4文字まで】なら「職人工房」さん、【15mm角以上or5文字以上】なら「印鑑の匠ドットコム」さんかな。

職人工房

小さいサイズなら「職人工房」さんイチ押しな理由は、小さいサイズなら、綺麗な青田石で作っても、5,000円以下!というコスパが魅力なのよね~♪

落款印って、そんなに普段使いする印鑑じゃないし、だからこそ重さも質感もある程度ほしいなぁって思うんだぁ。

ただし4文字以下なのでご注意~!

 

あと、遊印や色紙などへの大量押印の予定があるんなら、少しでも軽い素材の方がいいので、石は避けたいところだね。

落款印のページ公式ページ

アイルー
アイルー
ぼく青田石で姓名印つくろっかなぁ・・・。マジほしい

 

印鑑の匠ドットコム
「印鑑の匠ドットコム」さんは、素材のラインナップもサイズも豊富で、ネット通販ならではの安心システムも充実しているよ。
特に、web上で印影確認できる(当然無料)のはとってもありがたいっ!
石材で作ろうとするとけっこうなお値段しちゃうけど、5文字以上で彫りたい時には職人工房さんではできないので、印鑑の匠ドットコムさんでどうぞ~♪
あと、柘ならもっとお得価格で作れるし、大量スタンプ用としては、石よりも柘のような木材のほうが、軽くてよいかなと思うんだ。

落款印のページ公式ページ

みるく
みるく
あたしは大量色紙のスタンプ用に柘のやつと、大作用に大きめのやつを作ろっかなぁ~♪

 

自分で作る落款印

やっぱDIYが好きっ!

オリジナルのロゴがつくりたいっっ!!

そんな人のための作成キットがハンコヤドットコムさんからリリースされているよ~。

 

消しゴム印が趣味の人がいて、キット化されていたのは知ってたけど、石を掘って作る印鑑がリーズナブルにキット化されているってことは、あたしも最近まで知らなかったんだよね~♪

子供や恋人と一緒にほりほりするのも楽しそうだよっ♪

ハンコヤドットコム

通販印鑑業界大手のハンコヤドットコムさんからは、本格的な石の「手作り印」を手軽に楽しめるスターターセットをご紹介。

  販売価格 1,296円

柔らかく、掘りやすい青田石と彫刻刀もセットになった判子作成キットが買えるんですっ♪

左の画像のセットに同梱されているのは青田石だけど、青田石以外の石や「消しゴム判子キット」も、同じページで紹介されてるよ~。

世界で一つしかない自分だけの印が、つくれちゃうっ!そんなキットの内容はこちらっ

▼上記の「篆刻セット」の同封内容
新青田(しんせいでん)石10mm角 × 2個
新青田(しんせいでん)石12mm角 × 2個
耐水ペーパー(800番:目の細かい紙やすり)
印刀
油性ペン
練り朱肉
作り方説明書

アイルー
アイルー
えっ、彫刻刀までセットなら、届いてすぐやれるじゃんっ!HPの作り方みても難しくなさそうだしっ♪

篆刻印のページ公式ページ

 

みるく
みるく
漠然とかっこいいなぁ~って思っていた日本画の印鑑が、ぐっと身近になったんじゃない?

特に絵や書を書かない人でも、ちょっとおしゃれで遊び心のあるロゴや印鑑として普段のはがきやお手紙や年賀状、名刺や付箋やメール署名にだって使えちゃうっ。

日常遣いのワンランク上の見せ方ができちゃう落款印、ぜひ普段の生活に取り入れてみてはいかが~♪

 

 

▼ペイントソフトのPainterで、デジタル落款印を作ってみました~♪

ペインターでつくる落款印
ペイントソフトでハンコ(落款印)を作ってみたら、使い勝手と汎用性が高いかっこいいツールになった♪日本画とかに押されている判子がかっこよくって、デジタル素材が売っていないかと探してみましたが売ってないものですね。 しょうがないからPainterで作ってみました。たぶん慣れれば1文字3分あればこの手のパーツは気軽にできます。ぜひおひとついかがでしょうか?...